☆アパレル業界・求人虎の巻☆

アパレルでは美人しか働けないのか？という質問を時々受けますが

決してそんなことはありません。

確かに眉目秀麗である女性だと望ましいのは事実です。

以前にもお話しましたように某有名ブランドが

そういった関係で揉め事を起こしましたよね。



大事なのは「いかに購買意欲を刺激する着こなしをしているか」だと思っています。

ショップでは店員さんが常に待機しているわけですが、

やはり生身の女性が来ている方がイメージがより現実的になりますよね。

そこであまり似合っていない服だったら…

購買意欲は損なわれるでしょう。

「このお店はいい服がない」と思われてしまいかねません。



ですから、顔立ちは気にする必用はないのです。

とはいえお店にあったメイクを心がけるなど、

自分で手を加えられるところは最大限気をつける必要はありますよ♪  

今回は以前もちらっと紹介した職業の

マーチャンダイザーについてご紹介しましょう。

MDとはアパレルメーカーの中でも自社ブランドを持っている会社に存在します。

仕事内容は大きく言えば自社ブランド商品の総合プロデューサーです。



市場調査、企画立案やサンプル作成、生産、流通の計画を立てショップへの販売指導…

まさにプロデューサーなのです。

それ故企画前の段階から商品の販売まで全ての工程を手がけています。

それ故この職業に就くには実務経験が必須となります。

それだけでなくマーケティングの知識なども必要になり、

トレンドや市場の動きを敏感に察知する洞察力も求められたりと

並大抵の仕事ではありません。



この仕事に求められる人材は上記の知識、洞察力だけではなく

部署や担当者をまとめるコミュニケーション能力と統率力も必要となります。

つまりバリバリ働く方にはもってこいの仕事なのです。  

さて、今回まではエリアマネージャー、プレス、プロダクトマネージャーと紹介してきました。

これらはショップとの連携が強い職業ですが、

今回紹介するのはスタイリストです。



このお仕事はどちらかというとモデルさんたちと馴染みがあります。

それもアパレル業界の仕事なのかと疑問に思うかもしれません。

しかしモデルさん達が売り込むのは自分自身ではなく

着こなしている「服」なんですね。

いかに見栄えよく、購買意欲をそそるようなファッションにするかは

スタイリストさんにかかっているわけです。

店舗とはまた別のところからアパレルの発展に貢献するのが

スタイリストという仕事なのです。



スタイリストになるにはプロに弟子入り、芸能事務所のスタッフになるなど

まずは下積みが必須です。

下積み時代は収入もほとんど皆無と言っていいでしょう。

しかし一人前になりプロのスタイリストになった時に

実力が発揮されればかなりの高収入を得られる可能性も秘めている

魅力的な職業です。  

アパレルで働く女性は、時にブランドを嫌いになるという話を聞きます。

厳密に言えば、自分の働くブランド会社の経営方針に

うんざりしてしまって嫌いになるということがあるというお話です。



残念ながらこれも事実なんですね。

とはいえ、そんな無茶な経営を強いる企業というのは長続きしないもの。

お客様、従業員に愛される会社こそが優良企業なのです。

一昔前に某有名ブランドのスタッフ女性がお店から

名誉毀損を受けたとして裁判を起こしたというニュースがありました。

大手企業ともなるとある程度質を保たなければいけないという意識から

時にそういった事例が起きてしまうこともあるでしょう…。



さてアルバイトとして働くつもりの方たちも、

そういった悲しいニュースの主人公にならないように

勤めるお店はよく選ばなければいけませんよ。  

聞きなれないお仕事かもしれませんね。

プロダクトマネージャーとは日本語で言えば生産管理のことです。

企業がどれだけ利益を上げられるかは

プロダクトマネージャーにかかっていると言っても過言ではありません。



このお仕事はデザイナーのデザインが決定し、

商品を生産するまでの工程を管理する「責任者」です。

責任者ですから当然ファッション業界の知識に精通していることが求められます。

また、生産はほとんど外注なのでまずは最適な工場選びから始まり

縫製工場と自社のパイプ役、

生産ラインを組み立てながらも品質は保持、更にはコストを抑える…

頭脳をフル活用しなければ務まりません。



最終的には出来上がった製品の最終チェックもPMの大事な仕事となります。

ちなみにこれはPL法の現場責任者という肩書きもあるので

法的な知識も必要となるでしょう。

こういった仕事内容から細かい気配りができ、

几帳面な方におすすめするお仕事です。  

あまり聞きなれないお仕事かもしれませんね。

プレスとは雑誌など、宣伝媒体への撮影用の商品貸出や

ブランドのコンセプトカタログ、ショップグッズの作成

そしてホームページ管理といった広報的な業務を担当します。



プレスという意味がどういうものなか調べてみましたところ、

もともとはフランスのブランドなどで

「アタッシュ・ド・プレス」という言葉があり、それが日本へ輸入されたとのこと。

意味はブランドのイメージ管理の全権を握っているという立場を表します。

日本ではそこまでの権限はありませんが…。



また、ジャーナリストのことをプレスと呼ぶこともありますね。

どちらかというとこちらのイメージが強いです。

要するにブランドの広報担当がプレスなのです。  

アパレル業界には多種多様の職業があります。

以前紹介した後、もう少し調べてみると

なんとたくさんの役職、仕事がありました。

今回はその中からエリアマネージャーについてお話しましょう。



エリアマネージャーとは企業の売上目標、各店舗の状況に合わせて

複数の店舗の販売計画を立案します。

そして、その計画が順調に進むようバックアップを行うのです。

これだけだとイマイチ意味がわかりにくいですね…

もう少し噛み砕いて言うと、一部の地域の店舗の売上状況を見て、

担当する地域店舗の売上が安定するように走り回る裏方業務です。



たまにお店のチェックとして来店する社員さんは

エリアマネージャーさんであることが多いでしょう。

私のお店でも各地域に担当社員さんがいて、

来店する日はとても緊張したものです。  

アパレル業界は女性に人気です。

それ故に求人には応募が殺到し、書類選考で落とされることも少なくありません。

いかに魅力的な履歴書を書くか、面接までたどり着いた場合は

意欲、熱意、スキルをどれだけアピールできるかが重要です。



しかしそれでも厳しい採用状況。

その場合は就職、転職支援サイトなどで

非公開求人を探すこともまたひとつの手段です。

よく電車の広告に非公開求人をアピールしているものがありますね。


アパレルやファッション求人に特化した支援サイトも

実は非公開求人を持っていたりします。

紙媒体の求人誌やオールマイティな求人情報サイトで探すよりは

倍率が下がるということ。



しかしだからといって手を抜いては受かりません。

常に全力なのは当たり前、少しでも可能性の高い所を探すのが就職活動なのです。  

アパレルに限らず、発注業務がついてくる職業では

ある程度仕事に慣れてくるとアルバイトでも発注を任されることがあります。



それはつまりお店に信用されたということ。

在庫の管理を任されるのは名誉なことだと思っていいでしょう。

しかしその分責任が重い仕事でもあります。

売れ筋商品を切らさないように、売れない商品を抱えないようにと気を使いますから、

ベテランの従業員でも毎日夢に見るほど気にすると言います。



私も一時期発注業務を任されたことがありますが、

休みの日も在庫が足りない夢を見て非常に苦労しました…。

しかし自分の発注した商品が綺麗に売れたときの嬉しさはかなりのものです！

そのためには売れ筋商品、流行を把握する必要があります。  

アパレル職業はいくつかの職種に分けることができます。

それは

・販売、接客業
・デザイン、制作業
・コーディネート、スタイリスト業


このブログではおもに販売、接客業を中心に紹介してきました。

それは販売業がアパレル業界でも大半を占めるからです。

しかしもちろんデザイン、コーディネートも

魅力的なお仕事であることに変わりはありません。

アパレルでデザインをしようと思うなら

テキスタルデザイナー、コーディネートならスタイリストやファッション研究家でしょう。



また、アパレルは流行を司る仕事でもあります。

なのですべての業種に言えることはレベルの高い感性、センスは必須だということです。

時に流行を作り出すこともあるファッション業…

大変ですが働きがいはたっぷりですよ♪